🌟 はじめに:今は“家が高いのが当たり前”の時代
ここ数年、「家ってこんなに高かったっけ?」と驚いた人は多いと思います。
私自身、銀行にいた時代から住宅ローン相談を受けてきましたが、ここ5〜6年の建築費の上昇は明らかに異常レベルです。
理由は大きく3つ。
- 建築資材の高騰
- 人件費の上昇
- 地価の上昇
この三重苦で、同じ30坪の家でも5年前より300〜500万円上がるケースは珍しくありません。
| 年 | 建築費(30坪・標準仕様) | 増減率 |
|---|---|---|
| 2019年 | 約2,400万円 | — |
| 2023年 | 約2,800万円 | +16% |
| 2025年 | 約3,000万円前後 | +25% |
それでも、
「家賃を払い続けるなら、家を資産として持ちたい」
と思う人は多いはず。
そこで今回は、“高い時代でも賢く安く家を買う方法”を、元銀行マンの実務目線で整理しました。
💡 1. 建売(分譲)住宅を検討する
→ 最初に検討すべき“コスパNo.1”の選択肢
建売住宅は、材料を一括発注し、同じ仕様の家をまとめて建てるため、注文住宅より100〜300万円ほど安くなりやすいです。
さらに、
- 土地+建物のセット販売
- 手続きがシンプル
- 完成物件なら実物を見て判断できる
というメリットも。
▶おすすめの人
- とにかく早く家がほしい
- 間取りへのこだわりは強くない
- コスパ重視派
🏞️ 2. “土地選び”を工夫すると数百万円変わる
私は銀行時代、土地選びで予算オーバーした結果、本体の建築費を大幅削る羽目になった人を何度も見てきました。
土地代を下げるだけで、家づくりは格段に楽になります。
割安になりやすい土地の特徴:
- 駅徒歩20分以上、またはバス利用
- 旗竿地・変形地(整形地より1〜2割安い)
- 再開発エリアの周辺部(将来値上がりの可能性)
札幌近郊なら:
北広島/江別/手稲区の外れなどは、価格と利便性のバランスが良いです。
🏗️ 3. 建物を“少し小さく”する(最も簡単にコストを下げる方法)
延床面積を2坪(約6.6㎡)減らすだけで約100万円削減できることが多いです。
最近の家は収納技術が発達しているため、
「30坪 → 28坪にしたら住みにくい」
ということはほぼありません。
おすすめの工夫は以下の通り:
- 小上がり収納やロフト
- 廊下を減らして有効面積を確保
- 平屋なら屋根をシンプルにしてコストダウン
💬 4. ハウスメーカーは“必ず比較する”(相見積もりで最大数百万円変わる)
同じ30坪の家でも、会社が違うだけで400万円の差……これは珍しくありません。
実際、私が相談対応した人でも
「他社で同じ仕様にしたら200万円下がった」
というケースはよくあります。
| 比較項目 | A社 | B社 |
|---|---|---|
| 30坪の見積り | 3,000万円 | 2,600万円 |
| 断熱仕様 | 高気密高断熱+外壁タイル | 一般断熱+サイディング |
| 保証 | 30年 | 20年 |
👉 “安さ”でなく、“同じ仕様でいくらかかるか”を比較するのがポイント。
🏚️ 5. 中古+リノベーションという現実的な選択肢
新築にこだわらなければ、中古+リノベで総額7〜8割に収まるケースは多いです。
| 項目 | 新築戸建 | 中古+リノベ |
|---|---|---|
| 総費用(30坪) | 約3,000万円 | 約2,300万円 |
| 完成まで | 6〜10ヶ月 | 4〜6ヶ月 |
| メリット | 最新設備・設計自由度 | コスパ・好立地が狙える |
さらに、
長期優良化リフォーム補助金
などを使えば、費用を大きく抑えられます。
🪙 6. 補助金・税制優遇を最大限使う(これは“使った者勝ち”)
2025年も住宅関連の支援は厚く、
| 制度名 | 内容 | 最大補助額 |
|---|---|---|
| 住宅ローン減税 | 残高の0.7%を最大13年控除 | 最大455万円 |
| 北海道独自補助 | 断熱・再エネ導入など | 最大50万円前後 |
補助金は申請時期がとても重要。
住宅会社に任せっきりにすると漏れることもあります。
📉 7. “買うタイミング”は2025〜2026年が分岐点
建築費は2025年が一旦ピークになる可能性があり、
一方で金利はジワジワ上昇傾向。
▶ 2026年前半は“価格調整+金利の安定”でバランスが良い時期になる可能性があります。
焦らないことが大切です。
🧾 元銀行マンが伝えたい「安く買っても失敗しないコツ」
住宅購入で最も重要なのは、値段そのものではありません。
**“返済比率を25%以内に抑えること”**です。
例:年収600万円
→ 年間返済150万円(月12.5万円)以内が安心ライン
安く買うために無理をした結果、
- 交通が不便
- 修繕費が高い中古
- 資産価値が低いエリア
を選ぶと、結局損することになります。
✅ まとめ:高い時代でも、賢く買えば家は手が届く
家を安く買う=我慢ではない。
情報と戦略で数百万円変わります。
| 賢く買うポイント | 効果の目安 |
|---|---|
| 建売・分譲の活用 | −100〜300万円 |
| 土地選びの工夫 | −50〜150万円 |
| 相見積もり | −100〜200万円 |
| 補助金・税制 | −50〜100万円 |
2025年の家づくりは
**「焦らず・比べて・賢く」**がキーワード。
これを押さえれば、無理のない計画で理想の住まいに近づけます。


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