
🏠 はじめに
「家づくりは土地探しから」と言われるように、住宅の快適さや将来の資産価値は土地選びに大きく左右されます。筆者も住んでいる北海道をエリアごとに分けて土地・立地選びのポイントを紹介していきたいと思います!第1回目は「札幌編」。196万人(2025年現在)の人口を抱える日本最北の政令指定都市。雪国ならではの環境や地盤の特徴があり、他の都市とは違った視点での判断が求められます。
この記事では、札幌で家を建てる際に知っておきたい土地選びのポイントを、表やチェックリストを交えて解説します。
📍 1. 札幌のエリア別特徴
| エリア | 特徴 | 土地価格の目安(坪単価) | 注意点 | 
|---|---|---|---|
| 中央区 | 札幌の中心地。地下鉄多数、利便性抜群 | 40〜60万円 | 価格が高め | 
| 東区 | 地下鉄東豊線沿線が人気。商業施設も充実 | 25〜40万円 | 地盤が弱い地域がある | 
| 西区 | 発寒・琴似・宮の沢が子育て世帯に人気 | 25〜40万円 | 車利用前提の地域も | 
| 南区 | 自然豊かで広い土地が安価 | 15〜30万円 | 豪雪・通勤時間が課題 | 
| 北区・手稲区 | 郊外型で広めの土地が見つかりやすい | 20〜30万円 | 車生活必須 | 
| 清田区 | 新興住宅地多い。価格は安め | 20〜30万円 | 坂道多く雪が多い | 
💡 ポイント
・「利便性」か「郊外の広さ」かを最初に決めるとスムーズです。
◎利便性・将来の資産価値を重視 → 中央区(札幌駅周辺)。再開発で上昇余地あるが価格は高い(高リターン・高コスト)。
◎コストを抑えつつ広い土地が欲しい → 手稲区・清田区は坪単価が比較的抑えられ、戸建て向き。手稲は近年人気上昇の兆しあり。
◎利便性と価格のバランス重視 → 西区(発寒〜宮の沢)、豊平区〜白石区(地下鉄沿線)がおすすめ。地下鉄・商業施設が多く、中央区よりは比較的手頃な価格帯が揃う。
❄️ 2. 雪国ならではの土地チェックリスト
☑ 道路幅は6m以上あるか(雪で狭くなると駐車困難)
☑ 前面道路は市道か(私道だと除雪が入らないケースあり)
☑ 南向き・日当たりが確保できるか(雪解けに影響)
☑ 坂道や突き当たりではないか(冬の車の出入りが不便)
☑ 隣家との距離は十分か(雪庇・雪捨て場の問題)
✅ これを土地見学の際に持参して、現地でチェックすると失敗を防げます。
🌍 3. 地盤・災害リスク
- 液状化リスク → 石狩川流域や低地は注意。地盤改良費用が発生する場合あり。
 - 豪雪エリア → 南区や山沿いは特に雪が多い。
 - ハザードマップ → 札幌市公式の地盤・災害マップで必ず確認。
 
📌 参考リンク
👉 札幌市防災地図(公式サイト)
🛒 4. 生活の利便性
| チェック項目 | 内容 | 
|---|---|
| 公共交通 | 地下鉄徒歩圏内か?バス便中心か? | 
| 教育施設 | 学区の評判、学校までの距離 | 
| 医療機関 | 緊急時にすぐ行ける病院があるか | 
| 商業施設 | スーパー・コンビニ・ドラッグストアの距離 | 
| 将来性 | 再開発や地下鉄延伸計画があるか | 
💰 5. 土地購入にかかるお金
- 土地価格:中央区や地下鉄沿線 → 坪40万円以上、郊外 → 20万円前後
 - 建築条件付き土地:ハウスメーカー指定の可能性あり
 - 維持費:ロードヒーティングの電気代、町内会の除雪費負担など
 
💡「土地代だけ」ではなく、生活コストまで含めた資金計画が大切です。
✅ まとめ
札幌で土地を選ぶときのポイントは、
- 雪と除雪体制
 - 日当たり・方位
 - 地盤とハザードマップ
 - 生活利便性
 - 将来の資産価値
 
これらを総合的に考えることが大切です。
「安いから」という理由だけで決めると、冬の生活で後悔するケースも少なくありません。
長く快適に暮らすためには、生活スタイルと土地条件のバランスを意識して選びましょう。
次回は「札幌市近郊エリア」をテーマにしたブログを作成します!
  
  
  
  

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