住宅ローンの審査に通る人・落ちる人の違いとは?

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元銀行マンが教える|銀行が本当に見ているポイント3選

こんにちは!お金×不動産ブロガーのkonchiです!

今回のテーマでは元銀行員の目線で住宅ローン審査に通る人と落ちる人の違いを徹底解説します!

マイホームを購入する際、ほとんどの人が利用する「住宅ローン」。
しかし、いざ申し込んでみると――

「思ったより借りられなかった」
「審査に落ちた理由がわからない」

そんな声が少なくありません。

実は、銀行が見ているのは“年収の高さ”ではなく、「安定して返せるかどうか」
元銀行員の筆者が、銀行が実際にチェックしている3つの審査ポイントを本音で解説します。


① 年収だけでなく「返済負担率(返済比率)」を見ている

多くの人が「年収が高ければローンも通る」と考えがちですが、
銀行は年収の多さよりも、銀行側の返せる基準にあるかどうかを重視します。

💡 返済負担率とは?

年間のローン返済額 ÷ 年収 × 100

この割合が高すぎると、「将来的に返済不能リスクがある」と判断されます。


🏦 銀行の審査基準と理想の目安

銀行タイプ審査上限安全ライン(無理のない返済)
メガバンク年収の35〜40%25%以下
地方銀行・信金年収の30〜35%20〜25%程度

たとえば、年収600万円の場合:

  • 銀行の上限(35%)だと「年間210万円=月17.5万円」まで借入可能。
  • しかし、実際に家計的に安全なのは「月12〜13万円」程度。

銀行が“貸してくれる金額”と、
あなたが“無理なく返せる金額”は違います。


💬 元銀行員メモ

住宅ローンは「借りられる額」ではなく、「返せる額」を基準に計画を立てましょう。
家計に余裕があれば、教育費や修繕費など将来の支出にも対応できます。


② 勤務先・勤続年数・雇用形態の安定性

次に銀行が重視するのが、「収入の安定性」。
同じ年収でも、“安定して続くかどうか”が大きなポイントです。


🔍 審査で見られる主な項目

項目銀行がチェックしていること評価の目安
勤続年数転職・昇進・昇給の履歴3年以上が理想
雇用形態正社員、公務員が安定評価契約・派遣は慎重審査
勤務先の信用度業種・会社規模・経営安定性上場・公的機関は高評価

💬 元銀行員の本音

転職して間もない人でも、同業種で年収が維持されていればOKなケースもあります。
逆に、業種が大きく変わった・自営業になったばかりなどの場合は、
銀行が「収入の継続性に不安」と見て慎重になります。


📈 勤続年数が短い場合の対処法

  • 同居家族(配偶者)との収入合算を検討する
  • 頭金を多めに入れることで信用補強
  • 転職理由を説明資料として添付(キャリアアップ目的など)

💡ポイント
→ 「安定した収入を維持できる人」だと示せるほど、審査は通りやすくなります。


③ 他の借入・クレジット履歴を厳しくチェック

最後に銀行が見るのが「他の借入状況」と「支払い履歴」。
これは信用情報機関(CIC・JICC・全銀協)で全国の金融機関が共有しており、
クレジットカード・ローン・スマホ分割まで、すべて履歴として残っています。


💳 審査に影響する“他の借入”とは?

借入内容審査への影響
カードローン(銀行・消費者金融)金額が大きいほどマイナス評価
リボ払い残高「返済負担が重い」と判断されやすい
スマホ端末の分割払い滞納延滞履歴が残る(5年間)
自動車ローン・教育ローン返済負担率に加算される
クレジットカード枚数が多い未使用でも「潜在的債務」と見られる場合あり

💬 元銀行員メモ

よくあるのが「少額のリボ払い」や「携帯代のうっかり滞納」。
一度でも延滞があれば、5年間は記録が残ります。
ローン申込の半年前には、全ての返済状況を整理しておくのが理想です。


✅ 審査前のチェックリスト

☑ リボ払い・キャッシングを完済または解約
☑ クレジットカードを必要枚数に整理
☑ スマホ分割や公共料金の遅延がないか確認
☑ 信用情報をCICで自己開示(500円で確認可能)


💡補足:
銀行は「延滞=返済リスク」とみなしますが、
完済してから一定期間問題なく取引していれば、信用は回復します。
焦らず、半年〜1年かけてクリーンな状態を整えるのがコツです。


✅ 審査を通りやすくする3つの実践アドバイス

1️⃣ 借入・リボ払いを整理してから申し込む
→ 他の借金を減らすだけで、返済比率が下がり審査に有利。

2️⃣ 勤務年数が短い場合は補強策を準備
→ 頭金を多くする・夫婦収入合算で安定感を見せる。

3️⃣ 「仮審査(事前審査)」を複数銀行で比較
→ メガバンク・地方銀行・ネット銀行で条件が異なるため、比較が重要。


🏁 まとめ:銀行が見ているのは“収入の多さ”ではなく“返せる力”

審査項目銀行が見るポイント通りやすい人の特徴
返済負担率無理のない返済か年収の25%以下
勤務先・勤続年数安定して続く収入か勤続3年以上・正社員
借入・信用情報支払いトラブルがないか延滞なし・借入少なめ

💬 元銀行員のメッセージ

審査に落ちたからといって「ダメな人」ではありません。
ただ、今の条件では“リスクが高い”と判断されたというだけ。
条件を整えれば、半年後には通ることも珍しくありません。


🏡 住宅ローンは「通す」ことより「返す」ことがゴールです。
無理なく返せる範囲で、長く安心して暮らせる計画を立てましょう。

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